有権者は自由意思のもとに

ある方のご紹介でお会いして、「本当にこの町を頼むよ」と言われ。
私のポスターまで貼ってくれ。
そんな社長さんから、ポスターをはずしてほしいと連絡がありました。
商売上の圧力がかかったとのこと。

政治活動ではよくある話です。
しかし、私は、こういうやり方が最も嫌いです。

これまで、民主主義を信奉し、”民意こそ全て”の世界に身を置いてきました。民主主義は人類史の中で理想的ではないが最善であると信じています。その意思決定過程には、一人一人、個々人の意思が個人として尊重されなくてはなりません。一人一人が等しく1票を持つ普通選挙こそがその理念の体現であり、誰を支持するのか、を他者に干渉されては決してならないと考えています。

候補者はあくまで選んでもらう存在、有権者の自由意思のもとでの選択肢にすぎないのであり、「選ばせる存在」であってはならない。

人間関係の濃い町の中で、よそ者である私のポスターを貼ることがどれだけ勇気のいることだったか。その気持ちを思うと、悔しくてなりません。

これまで、あくまで紳士的にふるまってきましたが、相手陣営がこういうやり方をするのであれば、私も考えます。と書こうとも思いましたが、これからも、私は、ただひたすら愚直に、私自身を訴えてまいります。