党首討論、歴史的使命とは

2年ぶりの党首討論が行われました。まだ映像は見てませんが。

さて3年前、立憲民主党の枝野代表は「党首討論の歴史的使命は終わった」と総括しました。

党首討論が他の委員会質疑と根本的に違うところは次の2点です。
・議員 対 行政府 ではなく 党首 対 党首 の討論である。よって普段は質問をされるだけの総理から逆質問する機会がある。
・総理は行政府を代表するのではなく党を代表する立場として参加する。よって行政府の長として踏み込めないことも踏み込んで発言できる。

この2点から導かれるそもそも党首討論の使命とは、”総理にならんとする者同士による行政府の論理を超えた討論”であるはず。よって、全体の時間が限られている以上、総理を目指さない政党の代表は参加を控えるべきであるし、3年前の「歴史的使命は終わった」発言とはまさに「政権交代可能な2大政党制をあきらめ55年体制に戻る」という宣言であったのだろう、と私は解釈しているのです。